当社では定年を迎えたシニア層がその後も会社に残り頑張っていますが、皆さんそれなりに生活をうまくコントロールされていると思います。
当社は65歳で定年となりますがそのまま離職するのはまれなケースで、約90%の方が再雇用を選択しています。
(平成24年度高年齢者雇用開発コンテスト受賞企業)
65歳定年後にタクシードライバーを続ける3大理由
① 年金だけでは余裕のある生活ができない
② 前職での年金の未加入期間が多く、年金の受給資格がまだない
③ 働かず家にいても体が鈍ってしまう
主な理由は定年退職後の収入の不足分をタクシーで補うこと主な理由となっています。
当社の再就職率 90%
定年退職後でもタクシーを続けられる理由
① 健康で車の運転ができれば年齢の制限がない
② 仕事の量や質は個人の裁量に任せられている(売上のノルマがない)
タクシーは他のドライバー職種に比べて高齢化率が高いと言われていますが、逆に高年齢でも続けられる仕事と言えます。肉体的な面の違いもありますが仕事の形態にその要因があると考えています。
タクシーの仕事は受注した仕事をこなすという物でなく、仕事の量や質はあくまでもドライバーの裁量に任されています。ご自身の体調や家族の状況等に左右されやすいこの年代の方々にとって、自分にとって都合が良い働き方が出来るのはタクシーならではだと思います。
年金で不足する分はタクシーで稼ぐ
必要な生活費も得られる年金額もひとそれぞれですが、定年後の再就職では月額47万円を越えなければ満額年金を受け取れる制度になっています。
65歳でこどもの教育費、住宅ローンがある場合、定年退職してからも必要な収入が必要になります。
嘱託社員制度がある会社で同じ仕事であっても収入は半分になってしまうため、収入が不足してしまう場合があります。また「定年退職=退社」の会社であれば、今までとは全く異なる職種への再就職が必要になってしまい、収入も同じだけ入る保証はありませんが、タクシードライバーなら再雇用後にも同じ環境、同じ収入を得ることができ、体力や自分の都合にあった働き方をすることができます。
特に子どもの教育費や住宅ローンといった支出がある時期は、年齢に関係なく収入を得る必要がでてきます。
次に65歳で再雇用された太田さんの例をご紹介します。
再雇用例
太田さん 70歳 前職:会社員 入社年齢:60歳
太田さんは勤めていた会社が廃業し60歳から当社に就職しタクシードライバーになりました。65歳で再雇用となり、大学生のお子さんは就職され教育費の支出は終わりましたが、住宅ローンの支払があるため、今までと同じ生活レベルを維持したまま生活するには70歳までは月40万円が必要です。
65歳からは年金受給月10万円が始まり、体力的に余裕のある働き方のためタクシーの仕事は65歳までよりも少し余裕を持った乗務を行いました。
70歳からは住宅ローンも終わり、必要な生活費も下がったこと、体力的なことも踏まえ、タクシーでは月20万円を得られる仕事をする予定だそうです。
個人のライフプランに合わせた働き方
当社では会社のシステムに合わせて働いてもらうのではなく、個人のライフプランに合わせた働き方(勤務数や労働時間等)を提案しています。
法律で定められていることではありますが、定期的な健康診断や運転適性診断などのコミュニケーション(ドライバーを良く知ること)を欠かさないことが永く働いてもらえる秘訣だと考えて取り組んでいます。
あなたの定年後のライフプランの成功を実現するために、タクシードライバーとして早目の転職を検討してみませんか?