タクシー会社には、乗務員のほかにも、「タクシー運行管理者」という重要な仕事があります。
今回は、タクシー運行管理者とはどのような仕事内容なのか、また、気になる給与や管理者になる方法について解説します。
タクシー運行管理者の仕事内容
タクシー運行管理者は、ドライバーの勤怠や健康状態、売上の管理、さらには事故対応やクレーム対応などを業務としています。
具体的な仕事内容は、以下のとおりです。
- 乗務員の出庫帰庫点呼・点呼記録の作成
- 乗務員の健康状態の管理
- 接客や安全運転に関する指導・監督
- 勤怠管理
- 配車手配
- 電話受付
- 事故対応・クレーム対応
- 乗務の労務管理
- 車両整備・メーター検査
- 売上・給与の管理
- 乗務員の募集・採用活動
- 忘れ物の管理
- 保守管理
仕事内容を見て分かる通り、運行管理者の仕事は基本的には内勤(デスクワーク)が中心で、給与面や待遇面でもドライバーとは一線を画します。
タクシー運行管理者の勤務時間・給与
タクシー運行管理者の勤務時間・給与のモデルケース(東京都墨田区)は、以下のとおりです。
- 月給27.5万円~37.4万円
- 賞与金額20万円~60万円
- 変形労働時間制(変形労働時間制の単位:1ヶ月単位)
- 就業時間1 7時00分~15時30分
- 就業時間2 15時00分~7時20分
- 休憩時間90分
- 月平均労働日数24.0日
- 年間休日日数77日
運行管理者となれば、当然ながら給与体系は固定給となるため、安定した給与が得られるものの、歩合制のドライバーのように大きく稼ぐということはできなくなります。
タクシー運行管理者になる方法
法律上、5台以上のタクシーを保有する営業所では、車両数に応じて運行管理者を配置する義務があります。
営業所に配置すべき運行管理者の数は、「保有するタクシー台数40で割った数+1名以上」です。
たとえば、タクシーが40台ある営業所では、2名以上の運行管理者を配置が必要となります。
運行管理者業務は資格なしでも行えますが、タクシー会社には運行管理者の資格取得者を雇用しなければなりません。
タクシー運行管理者の資格を取る方法は、以下のとおりです。
- 運行管理者試験(旅客)に合格※
- 5年以上の運行管理の実務経験
- 5回以上の講習受講
※受験資格として運行管理実務経験1年以上
なお、運行管理者の資格なしでタクシー会社に入社した人は、タクシードライバーとしての乗務経験を積んだ上で、運行管理者になる方法が一般的です。
当社でもトップクラスのタクシードライバーが運行管理者になって、ドライバー研修の担当者を兼務し、ドライバーの底上げを行っています。
キャリアアップとして、運行管理者を目指すのもおすすです。
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