タクシー運転手がもらえる給料は、「歩合率」と「決済手数料」が大きく関わってきます。

 

結論を言うと、タクシー会社に就職・転職するなら、決済手数料が運転手負担ではなく、かつ歩合率が高めのところが理想です。

 

今回は、タクシー運転手の給料に大きく関わる「歩合率」と「決済手数料」について解説します。

 

歩合率とは

 

歩合率とは、タクシーの営業で得た売上の何割が乗務員の給料となるかを取り決めた分配率のことです。

 

タクシー会社によって歩合率は異なり、平均は60%前後です。

 

たとえば、歩合率60%のタクシー会社の乗務員は月に80万円の売上を上げた場合、手元に残る給料は48万円となります。

 

決済手数料とは

 

決済手数料とは、クレジットカードや交通系ICなどのキャッシュレス決済を使用したときに発生する手数料です。

 

タクシーを利用するお客様にとっては、現金がなくてもタクシー料金の支払いができるため非常に便利ですが、乗務員にとってはどのような影響があるのでしょうか?

 

決済手数料は1回につき料金の3~5%

 

クレジットカードやキャッシュレス決済のブランドによりますが、決済手数料はおおむね料金の3~5%です。

 

タクシー会社によっては、この決済手数料を運転手負担としているところもあります。

 

たとえば、長距離のお客様の支払いが50,000円だった場合、お客様がクレジットカード払いを選択されると、2,500円~3,000円の決済手数料が売上から差し引かれます。

 

ワンメーターから長距離まで、タクシーはクレジットカード払いのお客様が多く利用されます。

 

売上に対して3~5%の決済手数料は、運転手負担となれば小さくない痛手となります。

 

タクシーチケットも手数料分が差し引かれる場合がある

 

タクシーチケットも、3~5%程度の手数料を乗務員の売上から差し引くタクシー会社もあります。

 

タクシーチケットにはタクシー会社が独自に発行しているものと、信販会社(クレジットカード会社)が発行しているものとがあり、前者のほうが手数料を高めに設定されています。

 

まとめ

 

タクシー運転手の歩合率と決済手数料について解説しました。

 

タクシー会社の中には、採用情報に歩合率や決済手数料について公開していないところもあります。

 

給料は就職・転職の成功を左右する大切な要素ですので、タクシー会社に事前に確認するようにしましょう。

 


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