タクシー会社のホームページや、タクシー専門の転職サイトでは、たびたび「タクシーに自転車は載せられるか?」という問題が取り上げられます。

実際にお客様から、自転車や大型の荷物を載せたいという要望があった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?

 

トランクに収まりきれる荷物なら載せてもOK

自転車に限らず、ベビーカーや海外旅行用のキャリーバック、車いすなど、大型の荷物をタクシーに載せたいという要望は少なくありません。

 

乗車可否の判断の基準としては、「タクシーのドアやトランクが収まりきれる荷物なら載せてもOK」です。ベビーカーや車いすはもちろん、自転車も畳んで車内に収納できるのであれば、乗車拒否となることもありません。

 

なお、次世代タクシーの「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」なら、車いすのまま乗車できる広さが確保されています。

 

トランクが閉まらないほど大型の荷物はNGの可能性

では、折りたたみができない自転車などトランクに収まりきれない荷物を、タクシーで運ぶことはできるのでしょううか?

 

結論としては、「転落防止措置義務」と「車内の安全の観点」からNGです。

 

まず転落防止措置義務とは、積載していた貨物を道路に落としてしまったことで、事故や被害を発生させてしまった場合に適応される交通違反を指します。トランクを開けっ放しで走行することは、荷物の転落を防止する措置が不十分だったとして、転落防止措置義務違反に該当します。

 

さらに、トランクを開けっ放しで走行すると、タクシーの排気ガスが車内に流れ込んできて非常に危険です。一酸化炭素中毒になる危険性や、その他事故や重大な傷害につながるおそれがあります。

 

したがって、タクシーの車内やトランクに収まりきれない大型の荷物を載せたいという希望が合った場合は、乗車を拒否しても構いません。乗車拒否を申し出る場合は、法律や安全性の観点から、しっかりとお客様に説明をすることが大切です。

 

まとめ

お客様から、タクシーに大型の荷物を載せたいという要望があった場合の判断基準について取り上げました。

 

基本的には、大型の荷物の運搬は「トランクに収まる積載か否か」で判断します。

 

また物理的に載せられたとしても、荷物が視界を遮るような状態では、安全を確保できない違法な走行になってしまいます。

 

したがって、大型の荷物をタクシーに載せた場合でも、走行中の安全が確保できる状態であれば受け入れるといった姿勢が望ましいでしょう。