タクシードライバーが稼ぐために必須のスキルの1つに、「情報収集能力」があります。
端的に「タクシー利用客が多い場所・時間帯はいつか?」を知っているのと知らないのとでは、売上に大きな差が出ます。
大きく稼ぐためには、人の流れの早い場所にタクシーを機敏に走らせることが重要です。
今回はタクシー運転手の必須スキル「情報収集能力」の鍛え方について解説します。
1. 営業エリアの特徴をつかむ
自分の営業エリアの特徴を答えられますか?
たとえば、東京23区の港区・中央区・千代田区は「都心3区」と呼ばれ、大手企業や官公庁のオフィスが連なる日本の中心地です。
都心3区のおもな利用客は、ターミナル駅や空港に向かうビジネスマンや、観光地を目指す旅行客などです。
一方で葛飾区や足立区は、同じ東京23区内でもとくにベッドタウンとしての機能を果たしています。
こちらは家族連れや地元のお客様がメインの客層となり、都心3区とは営業スタイルが異なります。
このように営業エリア1つとっても各所で特徴が異なるため、それぞれの街の情報を収集することが、タクシーの営業成績アップには欠かせません。
2. イベント情報を見る
営業エリアに大きなイベントが開催される会場があれば、必ずスケジュールをチェックしましょう。
コンサートやライブ、スポーツの会場になっている場所の付近では、開催日の前後でタクシー利用客を多くピックアップすることができます。
さらに、カレンダーで祝日や大安にあたる日は、結婚式会場が狙い目です。
結婚式の参加者は、披露宴でお酒を飲むことが多いため、自家用車よりもタクシーを利用する傾向にあるからです。
このように、イベント会場とカレンダーを常にチェックし、いつどこに行けば大きく稼げるかのプランを立てておくと良いでしょう。
3. お客様から情報をつかむ
お客様との会話中に、タクシー利用客が多いスポットをキャッチできることがあります。
会話を進めていく中でタクシー利用の話題につながるよう、自然に誘導してみましょう。
キャッチした情報を活かすことで、営業収入アップを狙うことができます。
4. 過去の情報を遡る
毎日の営業収入や体験談などをつづったメモ帳やブログなどは、営業収入アップの有用なデータベースになります。
過去の情報から成功体験を分析すれば、おのずとタクシー利用客が多い場所・時間帯が浮き彫りになるからです。
何より自分が身をもって体験したことなので、情報の信憑性も十分といえます。
まとめ
タクシー運転手に必須の「情報収集能力」の鍛え方について解説しました。
タクシードライバーへの就職・転職にご興味のある方は、ぜひご相談ください。