2018年の都道府県別タクシー運転手の年収は、1位の東京都が4,701,800円と、2位の神奈川県の3,948,600円に70万円近い差をつけています。

同年の全国平均が3,483,200円ですので、東京都の平均年収は、実に全国平均より約120万円も高いのです。

この結果だけを見ても、東京のタクシー会社に就職・転職したほうが、それ以外の地域よりも、年収600万円(月収50万円)を稼げるようになる可能性が高いと言えます。

タクシードライバーへの就職・転職を考えたとき、「住み慣れた地元のタクシー会社の方が仕事しやすいのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

では、「稼ぎやすいのは47都道府県のどこか?」を考えると、言うまでもなく東京がもっとも稼ぎやすい地域です。

 

東京都のタクシードライバーが稼げる理由

なぜ東京都のタクシードライバーの平均年収がダントツに高いのでしょうか?以下のような理由が考えられます。

 

タクシー利用者の需要がある

東京都の人口は令和2年6月現在で、約1,400万人で、日本の人口の10分の1以上です。

 

それだけの人口を抱える東京都ですので、タクシー利用者の数も自ずと他県より多くなります。

 

さらに、都内のタクシー台数は約3万台ですので、東京都のタクシーは人口の1%もカバーできていない、慢性的な人手不足の状態です。

 

東京都は日本の企業の15%が集中すると言われているため、如何に東京のタクシー利用者の需要が高いかおわかりいただけるかと思います。

 

頑張った分だけ成果が出る

地方のタクシーの売上は個人差が少ない一方で、東京のタクシーは年収1,000万円を超えるドライバーもいるほど、収入の個人差が激しいという特徴があります。

 

個人差が激しい要因の一つに、地方のタクシーは駅付けと無線配車が基本の営業スタイルであるのに対し、東京は流し営業が基本となっていることが挙げられます。

 

つまり、駅付けや無線配車などの「待ち」の営業スタイルに頼るのではなく、タクシー利用が見込めそうなエリアを積極的に流す「攻め」の営業スタイルが基本となるため、頑張れば頑張るほど、また効率的なほど、東京のタクシードライバーは稼げるのです。

 

東京都のタクシードライバーで年収600万円を稼ぐには

東京都のタクシードライバーが地方に比べて稼ぎやすいのは、おわかりいただけたかと思います。

 

特に23区内は稼ぎやすい反面、全国でも有数のタクシー激戦区であり、ただ漫然とタクシーを走らせていれば稼げるというわけでもありません。

 

流し営業を基本として、会社員が多いエリア、富裕層が多いエリア、家族連れが多いエリアなど、エリアごとの特性に合った営業をすることで、効率的に稼ぐ方法を実践しているドライバーこそが、年収600万円を超えるような収入を稼ぐことができるのです。

 

 

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