タクシードライバーは勤務時間が長く、長距離の運転や渋滞中に眠気が襲ってくることも少なくありません。居眠り運転はお客様を危険に晒す行為ですので、絶対に眠気を抱えたままの運転は絶対禁止です。
今回はタクシードライバーが運転中の眠気を闘う方法をご紹介します。
運転中に眠気が襲ってきたときの対処法
「居眠りしてはいけない」という意識があっても、急に眠気が襲ってくるときがあります。そういった「急に眠気が襲ってきたとき」の対処法をご紹介します。
コーヒー等でカフェインを摂取する
代表的な眠気覚ましのひとつがカフェインの摂取です。カフェインは脳を覚醒させて集中力を高める効果があり、コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどに含まれています。
ガムを噛んで顎を動かす
ガムを噛むような長時間の咀嚼は、脳の血管を拡張させて血流を促進し、脳の覚醒を促します。眠気覚ましとして、ミント味のガムなどを常に携帯しているタクシードライバーもいます。
眠気に効くツボを押す
中指の爪の生え際から2~3mm下に「中衝(ちゅうしょう)」と呼ばれるツボや、握りこぶしを作ったときに中指と薬指が当たる位置にある「労宮(ろうきゅう)」というツボは、眠気覚ましのツボと言われています。
日頃から心がけたい眠気対策
タクシーンの運転中に眠気に襲われないためには、日頃から質の高い睡眠を十分に取ることが重要です。
質の高い睡眠とは、「寝付きが良い」「ぐっすり眠る」「寝起きがスッキリ」の三拍子が揃っている睡眠を指します。睡眠の質を向上させるには、以下のような方法があります。
- 就寝3時間前に夕食を済ませる
- ぬるめの入浴で体をリラックスさせる
- 眠る前にスマホを見ない
睡眠の質が高いほど、疲労を回復させる効果があり、肉体疲労や精神的なストレスの蓄積を取り除きます。質の高い睡眠で心身ともにリフレッシュすれば、健康維持はもちろん、仕事のパフォーマンスアップにも期待できます。
また、タクシーの隔日勤務では、3時間の休憩を自由にとって良いことになっています。休憩時間を削ってでも乗務をすると、体を休める時間がなくなり、仕事のパフォーマンスも悪化するため、かえって効率的ではありません。休憩時はしっかりと体を休めるようにしましょう。
まとめ
どれだけ気を引き締めていても、急に襲ってくる眠気は避けようがありません。どうしても眠くなったときは無理して運転をするのではなく、いったんタクシーを停めてストレッチをしたり、仮眠をとったりしてリフレッシュするようにしましょう。何よりも、日頃からコンディションを整え、眠くならないような体づくりりを心がけることが大切です。