2017年、韓国でナンバーワンの大ヒットとなった映画『タクシー運転手』が、いよいよ4月から日本全国ロードショーとなります。

 

『タクシー運転手』は、1980年5月に起こった韓国現代史上、最大の悲劇となった光州事件を題材として、真実を追い求めたひとりのドイツ人記者と、彼を乗せたタクシー運転手の物語をコミカルかつシリアスに描いた作品です。

 

主人公のタクシー運転手マンソプ役には、韓国映画界の名優ソン・ガンホ、ドイツ人記者役にはドイツの名優トーマス・クレッチマンがそれぞれ配役されています。

 

他にも、韓国側のキャストにはユ・ヘジンやリュ・ジョンヨルなど、「顔」で勝負できる俳優たちがズラリ。

 

第38回青龍映画賞など、韓国のあらゆる映画賞を総なめにした『タクシー運転手』は、タクシー業界の人だけでなく、日本人全員が楽しめる映画になっていることでしょう!

 

タクシードライバーはドラマの主人公になりやすい?

 

ドライバーという職業は、非日常を描いた映画でも、日常を描いた映画でも、何かと主人公になりやすい職業と言えるかも知れません。

 

F1などのレーシングドライバーはもちろん、日本なら菅原文太さんが破天荒なトラック運転手の主人公を務めた『トラック野郎』シリーズも有名ですね。

 

タクシードライバーも映画の主人公になりやすい職業のひとつと言えます。

 

たとえば、日本でもヒットした1998年のフランス映画『TAXi』は、スピード狂のタクシー運転手が新米刑事とコンビを組んで、強盗団を相手に奮闘するカーアクション映画でした。

 

日本では、テレビシリーズの『タクシードライバーの推理日誌』が有名ですね。

 

元警視庁の敏腕刑事という経歴を持つタクシードライバーを渡瀬恒彦さんが演じ、毎回タクシーの乗客が関わった事件を解決するという異色の推理ドラマが人気を博しました。

 

海外ではタクシードライバーという職業に「スピード狂のカーアクション」というギャップがウケたようですが、日本や韓国などアジア圏では、運転手や乗客の内面に迫るヒューマンドラマが観客に受け入れられているようです。

 

今月公開の映画『タクシー運転手』と併せて、意外と名作が多い、タクシードライバー主人公のテレビドラマや映画、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか?

 

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