国土交通省が2018年1月24日から開始した、複数の乗客が相乗りすることで運賃が割安になる「相乗りタクシー」の実証実験。開始から1ヶ月でさまざまなメリットや課題が浮き彫りになっているようです。

相乗りタクシーとは?

相乗りタクシーとは、専用のスマホアプリを使って乗車場所と目的地を入力し、目的地が同じ複数の利用客が1台のタクシーに相乗りできるサービスです。初乗り料金の値下げと併せて、タクシー需要が年々減少し続ける現状から新たな需要を喚起する策として注目を集めています。

 

今回の実証実験は、タクシー業界の取り組みを国として支援するため、国交省が主導。実証実験では東京都内のタクシー大手・大和自動車交通グループ4社と日本交通グループ11社(300両)が参画しています。

 

相乗りタクシーのメリット・デメリット

相乗りタクシーの実証実験開始から1ヶ月、さまざまな経済メディアでは実際に記者がアプリを利用して相乗りタクシーに乗車するまでの体験レポなどを掲載しています。

 

実証実験に参画したタクシー会社のうち、大和自動車交通グループは相乗り最大3人まで、日本交通グループは2人まで。大和は乗車できる場所が限られ、日光はどこでも乗車可能と、会社によってサービスの違いがあるようです。

 

相乗りタクシーの最大のメリットは、乗車料金が割安になることでしょう。通常であれば1,000円かかる料金が、相乗りタクシーで最大4割ほど安くなるとのこと。料金はアプリに登録したクレジットカードで決済するため、乗客同士の割り勘にはなりません。

 

一方のデメリットは、アプリでタクシーを注文してから、実際に乗車できるまでに時間がかかること。専用のスマホアプリ上で相乗り場所や配車を希望する時刻、目的地の登録はタッチで簡単にできるものの、タクシー会社が登録情報を受け取り、参加希望者としてタクシードライバーに伝えるまで最大1時間ほどかかるようです。

 

さらに、相乗りタクシーの認知度はまだまだ高いとは言えません。アプリからの手続きの複雑さの改善や認知度アップなど、相乗りタクシーが解決すべき課題は残っています。

タクシーの初乗り運賃の値下げは、半年間で6.8%の増収という目に見える結果が出ていますが、果たして相乗りタクシーはどこまでタクシー会社、利用者相互に恩恵をもたらすでしょうか。タクシー業界を取り巻く新たな動きから、今後も目が離せません。

 

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